2020年11月3日 / 最終更新日時 : 2020年11月4日 wpchubu_adm 2020年度支部大会 戸台川下流域における大規模攪乱後の植生変化について小島樹・大窪久美子 “戸台川下流域における大規模攪乱後の植生変化について” に対して11件のコメントがあります。 加藤久樹 より: 2020年11月9日 4:15 PM区画2で河原が整備されたことによって定着しやすくなる種にはどのような特性があると考えられるのでしょうか。返信 小島樹 より: 2020年11月10日 12:58 PM質問ありがとうございます。 整備されたことにより、強度の攪乱が起きています。そのため、最初に侵入してくる種は先駆性の強い種や繁殖力の強いフサフジウツギやハリエンジュなどの種が多くなると思います。また、河原固有種も攪乱選好性を持っていますので、先程あげたような外来種が侵入しないように管理していけば、河原固有種を定着させていくことも出来るのではないかと考えています。返信 佐藤由美 より: 2020年11月8日 12:52 PM考察で外来種のフサフジウツギの群落型が依然と高く、侵入防止の対策が必要とあるのですが、フサフギウツギに対して効果的な対策にどのようなことがあるのか教えていただけると幸いです。返信 小島樹 より: 2020年11月8日 2:50 PM質問ありがとうございます。 フサフジウツギは、低木の外来木本であり、非常に繁殖力の強い種となっております。例えば、地上部の刈り取りなどを行っても地下部から再生出来るような種でもあります。そのため、今後の管理としては、地上部の刈り取り、地下部の掘り取りなどを平行して行うと共にモニタリングを継続的に続けていく必要があると考えています。返信 山下将司(信州大学) より: 2020年11月8日 10:29 AM区画1で攪乱後にフサフジウツギが減少したのに対してカワラヨモギやカワラニガナが増加したのは、攪乱に対する耐性の違いが原因でしょうか、それとも一度リセットされた環境への再進出が速いことが理由でしょうか。返信 小島樹 より: 2020年11月8日 2:36 PM質問ありがとうございます。 区画1で、フサフジウツギが減少したのに対して、河原固有種が増加した理由といたしましては、フサフジウツギは本調査地全域に広がっており、川の本流に近い群落が流されたのに対して、川原固有種、特にカワラニガナに関しましては河原の中でも本流から少し離れた林縁部に近いところに生育していることが多かったため、攪乱の影響をそこまで受けずに植生が残ったと考えています。返信 長谷川泰洋(名産大) より: 2020年11月7日 3:44 PM教えて頂けると幸いです。 ①区画1でハリエンジュが減少した要因は何でしょうか。流されたり、折れたりでしょうか。また、ケヤキ等の他の樹種が増加したのは、流されたり、折れたりしなかったからでしょうか。 ②TWINSPAN解析で、優占種となったケヤキやシラカンバが入っていないのはなぜでしょうか。返信 小島樹 より: 2020年11月7日 11:25 PM質問ありがとうございます。 ①区画1では、昨年の群落調査の結果を確認すると、樹高が低めのハリエンジュの個体が多くあったため、それらが流されて減少したと考えています。ケヤキ等の樹種が増加した理由としては、樹高が10m以上の木本の個体が多かったため、比較的流されずにすんだからだと考えています。 ②ポスターのスペースの関係で、指標となる種だけ抜粋して解析の結果を載せていただきました。ちなみに、ケヤキは種群Ⅱに、シラカンバは種群Ⅵに分類される結果となっています。返信 中田小春 より: 2020年11月7日 2:20 PM2020年の調査結果からフサフジウツギが62.5%と言う結果があったのですがどのくらいが理想的なのか教えていただけると幸いです。返信 小島樹 より: 2020年11月7日 10:40 PMご質問ありがとうございます。 フサフジウツギは、在来種のフジウツギとの浸透交雑の懸念がある他、フサフジウツギが繁茂することにより、河原固有種のカワラニガナやカワラヨモギの生育地が奪われていってしまうので、0%に近ければ近いほど理想的であるといえます。返信 wpchubu_adm より: 2020年11月3日 11:04 AM氏名と所属を記入の上、コメントしてください。返信コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目ですコメント ※名前 ※ メール ※ サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。 Δ
区画2で河原が整備されたことによって定着しやすくなる種にはどのような特性があると考えられるのでしょうか。
質問ありがとうございます。
整備されたことにより、強度の攪乱が起きています。そのため、最初に侵入してくる種は先駆性の強い種や繁殖力の強いフサフジウツギやハリエンジュなどの種が多くなると思います。また、河原固有種も攪乱選好性を持っていますので、先程あげたような外来種が侵入しないように管理していけば、河原固有種を定着させていくことも出来るのではないかと考えています。
考察で外来種のフサフジウツギの群落型が依然と高く、侵入防止の対策が必要とあるのですが、フサフギウツギに対して効果的な対策にどのようなことがあるのか教えていただけると幸いです。
質問ありがとうございます。
フサフジウツギは、低木の外来木本であり、非常に繁殖力の強い種となっております。例えば、地上部の刈り取りなどを行っても地下部から再生出来るような種でもあります。そのため、今後の管理としては、地上部の刈り取り、地下部の掘り取りなどを平行して行うと共にモニタリングを継続的に続けていく必要があると考えています。
区画1で攪乱後にフサフジウツギが減少したのに対してカワラヨモギやカワラニガナが増加したのは、攪乱に対する耐性の違いが原因でしょうか、それとも一度リセットされた環境への再進出が速いことが理由でしょうか。
質問ありがとうございます。
区画1で、フサフジウツギが減少したのに対して、河原固有種が増加した理由といたしましては、フサフジウツギは本調査地全域に広がっており、川の本流に近い群落が流されたのに対して、川原固有種、特にカワラニガナに関しましては河原の中でも本流から少し離れた林縁部に近いところに生育していることが多かったため、攪乱の影響をそこまで受けずに植生が残ったと考えています。
教えて頂けると幸いです。
①区画1でハリエンジュが減少した要因は何でしょうか。流されたり、折れたりでしょうか。また、ケヤキ等の他の樹種が増加したのは、流されたり、折れたりしなかったからでしょうか。
②TWINSPAN解析で、優占種となったケヤキやシラカンバが入っていないのはなぜでしょうか。
質問ありがとうございます。
①区画1では、昨年の群落調査の結果を確認すると、樹高が低めのハリエンジュの個体が多くあったため、それらが流されて減少したと考えています。ケヤキ等の樹種が増加した理由としては、樹高が10m以上の木本の個体が多かったため、比較的流されずにすんだからだと考えています。
②ポスターのスペースの関係で、指標となる種だけ抜粋して解析の結果を載せていただきました。ちなみに、ケヤキは種群Ⅱに、シラカンバは種群Ⅵに分類される結果となっています。
2020年の調査結果からフサフジウツギが62.5%と言う結果があったのですがどのくらいが理想的なのか教えていただけると幸いです。
ご質問ありがとうございます。
フサフジウツギは、在来種のフジウツギとの浸透交雑の懸念がある他、フサフジウツギが繁茂することにより、河原固有種のカワラニガナやカワラヨモギの生育地が奪われていってしまうので、0%に近ければ近いほど理想的であるといえます。
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