2022年 日本造園学会中部支部大会 コンペティション

「金沢市中心部における施設跡地のあり方」

 金沢市の中心部には金沢城、兼六園のほか、近世から近代に至るまでの建造物や美術館などの文化施設が集まっています。それら多くの施設は藩政期の藩主や上級武士の屋敷地をもとにした緑の濃い広い敷地にあり、これらの集合は風致地区として100年以上に渡って良好に保全されてきた台地斜面に広がる常緑広葉樹林と一体となって「兼六園周辺文化の森」と呼ばれる地区を形成しています。この一角にある旧石川県立図書館と金沢市職員会館の建物は近い将来に取り壊されることが決まっており、また同時期に図書館と隣接して建てられた石川県社会福祉会館も老朽化しています。今後どのような改変が行われるか、地域に暮らす人々にとって関心が高い場所となっています。
 台地斜面と付近の樹林は「本多の森」と呼ばれ、ランドスケープデザインの視点で捉えた場合、地区および周辺の地形の特徴を示し、山間地と連続性を持つ常緑広葉樹林として地区の自然性を担保しているほか、景観的には文化施設敷地の背景として施設建物や土地利用の様相を際立たせているなど、地区を特徴づける重要な役割を担っています。
 コンペティションでは、石川県立図書館等の跡地に生まれる空間的広がりにおいて、「本多の森」と中心市街地の望ましい関わり方に関するデザインやアイディア、地区にふさわしい活動などを募集します。

表彰
最優秀賞 1点        (賞金20,000円)
優秀賞  2点        (賞金10,000円)
奨励賞              5点程度

最優秀賞・優秀賞の受賞者には2022年12月4日(日)の日本造園学会中部支部大会においてプレゼンテーションの機会が与えられます。

審査員
加藤 博              金城大学短期大学部 学長
池田 徹大           金沢市緑と花の課
上野 裕介           石川県立大学環境科学科 准教授
片桐 由希子        金沢工業大学工学部環境土木工学科 講師
新田川 貴之     株式会社国土開発センター
丸山 隆史            (一財)日本造園修景協会石川県支部副支部長

コンペティション対象地区の案内

  1. 地区位置図(https://www.dropbox.com/sh/7tc3nglgzuv7ns8/AACNHj-UmUtT6dFSHY0i1C7_a?dl=0
  2. 地区周辺の案内画像(https://roundme.com/tour/873447/view/2738231

応募期間
2022年9月1日〜10月31日

応募資格
・学生(個人またはチーム)
・造園学会会員(個人またはチーム チームでの応募の場合、最低1名の会員を含むこと)

応募作品
プレゼンテーションシート
A3サイズ(縦297mm × 横420mm)のシート4枚(4ページ)以内で表現し、PDF形式(最大容量20MB)のデータにして提出してください。

次の内容は必ず示してください。

  1. タイトル
  2. コンセプト
  3. 全体図(CGやイラスト、模型写真など)

・未発表の作品案に限ります。
・応募者が判別できる情報はシートに記入しないでください。
・応募作品は返却致しません。
・応募作品の図⾯、書類の著作権は、応募者に帰属しますが、公益社団法⼈⽇本造園学会中部支部は、本コンペティションに関して必要な公表、出版についての権利を無料で使⽤できるものとします。また、作品に使⽤する図版、写真等の著作権については、応募者の責任において確認等を行っていただき、本コンペティション企画側ではこれら著作権等に関する責任は負いません。

応募先

応募期間中に、以下のURLに必要事項を入力して、ご応募ください。

https://forms.gle/6vQxs67vfi3gQfsn8

応募に関する問い合わせ

zouenishikawa2022@gmail.com